この記事にたどり着いたあなたは、
- 頑張っても先延ばし癖治らない…
- 頭では分かってるのに行動できない…
- 後回ししがちでストレスが…
と「先延ばし癖・後回し癖が治らない…」と悩んでいる社会人の方ではないでしょうか。
私も3年前までは先延ばし癖が全く治らず自己嫌悪・負のループに陥ったことがあります。
「何をやっても自分はダメ…」という状態が続いて、仕事もプライベートもうまく行かない期間が長く続きました。
しかし、「「後回し」にしない技術」に出会ったのをきっかけに、私なりに我流で先延ばし癖・後回し癖の改善に向き合った結果、今では完全に克服できています。
今回は『先延ばし癖・後回し癖を治したい』社会人向けに
- 先延ばし癖・後回し癖に対する考え方
- 先延ばしでもOKなこと・NGなこと
- 先延ばし癖・後回し癖の改善方法
を私の経験をもとに解説します。
先延ばし癖・後回し癖を治すことで、自分自身でやりたいことを見つけて進めていけるようになったと実感しています。

先延ばし癖・後回し癖を治すために何をすればいいか分からない…
という方のために、誰でもできるような手順で解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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本記事の内容
【前提】先延ばし癖・後回し癖があっても問題ないものもある
まず前提として『先延ばし癖・後回し癖 = 絶対悪ではない』です。
世の中では、「すぐに行動できることが正解」「早く仕事を片付けられる人が優秀」という風潮があります。
結果的に「先延ばし癖・後回し癖がある人 = 悪・仕事ができない」と思われがちですが、それは全くの間違いです。
理由は「早く終わらせることにメリットがないも場合があるから」です。
また早めに始めたとしても、やり方が間違っていたり、最終的なゴールが違っていたら、その分の労力が無駄になります。
例えば、「納期が1週間後だが集中すれば1時間で終わるタスク」の場合を考えてみましょう。
この場合、「今すぐやる場合」と「納期の1時間前にやる場合」では、成果に影響は一切ありません。
差が出るとしたら、早く終わって少しだけスッキリするくらいです。
(仕事が早く終わるのは良いですが、次の仕事が降ってくることもあるので、スッキリするかも不明ではありますが。)
決められた納期・期限に遅れるのは論外ですが、一概に「先延ばし癖・後回し癖がある人 = 悪」とは言えません。
まずは、先延ばししても問題ないものがあるということを理解しましょう。
一方で、先延ばし・後回しにしてNGなこともあります。
では、先延ばし・後回ししてOKなこと・NGなことはどのように分類できるのでしょうか。
【比較】先延ばし・後回しにしてOKなこととNGなこと
では、実際に先延ばししてOKなこと・NGなことをご紹介します。
現在進行形で先延ばしをして悩んでいる方は、次の基準で先延ばしOKか、NGかを考えてみましょう。
先延ばし・後回ししてOKなこと
『先延ばし・後回ししてOKなこと』は次の2つです。
- 他人が納期を決めたタスク
- 100%の力を発揮したら納期に間に合うこと
他人が納期を決めたタスクは基本的に先延ばし・後回しにしてOKです。
会社や上司が納期を決めたタスクを任された場合、あなたが死守しなければいけないことは納期に成果物を出すことです。
納期や期限に間に合えさえすれば、あなたがいつ・どのような方法で仕事をしても問題ありません。
また、あなたが頑張れば納期・期限に間に合うタスクは後回しにしてOKです。
先ほどもまとめた通り「納期がだいぶ先 & 頑張れはすぐ終わる」場合は、今やっても後でやっても成果に影響はありません。

先延ばし・後回ししてNGなこと
『先延ばし・後回ししてNGなこと』は次の2つです。
- 自分が納期を決めるタスク
- あなたのキャリア・人生に影響すること
『あなたが納期や期限を決めるタスク』は、先延ばし・後回しNGです。
あなた自身が期限を決めれるものは、遅れることであなたの評価やキャリア、人生に悪影響があるからです。
納期が決まっていなかったり、ずるずる後ろ倒しになっている状態だと、間違いなく最終的にあなた自身に悪い影響をもたらします。
先延ばし・後回しNGの具体的なものは、
- 仕事視点であれば『あなたが動かなければ前に進めないプロジェクト』
- キャリア視点であれば『キャリア設計』『転職活動』『市場価値の把握』
などが該当します。
上記は、あなた自身に期限の決定権があるものです。
納期や期限を決めずに先延ばし・後回しにするとあなたのキャリアや人生、周りからの評価に100%悪影響をもたらします。
特に、「キャリア設計」と「市場価値把握」を怠ると急激にあなたが取れる選択肢が狭まります。
では、先延ばし癖・後回し癖を改善するためにはどのような方法があるのでしょうか。
私が先延ばし癖・後回し癖を治すためにやったこと(思考の訓練)をご紹介します。

【改善方法】先延ばし癖・後回し癖を治すための訓練方法
まず前提として、先延ばし癖・後回し癖を治すためには、次の2つの能力を鍛える必要があります。
- 優先順位を判断する能力
- 納期・期限を決定する能力
先延ばし癖・後回し癖をしない人は、優先順位付けや期限を決める能力が上手なので、いつまでに、何を、どの程度のレベルでやる必要があるのか、頭で理解しています。
では、この2つの能力を向上させるためには何をすればいいのでしょうか。
その答えは、次の3つの軸で物事を捉えるように意識することです。
- いつまでに完了する必要があるのか
- 早めにやることでどのようなメリットがあるのか
- 遅らせることでどのようなデメリットがあるのか
当サイトで20代でやるべきと推している『キャリア設計』を具体例とした場合を見ていきましょう。
- いつまでに完了する必要があるのか
→ 20代のうちにやるべき。早ければ早い方がいい。 - 早めにやることでどのようなメリットがあるのか
→ 理想のキャリアを築くために「今やるべきことが分かる」「あなたがやるべきことを理解できる」 - 遅らせることでどのようなデメリットがあるのか
→ 目の前の仕事をこなすだけのキャリアになってしまい、最終的に後戻りできない状態になってしまう
まずは、優先度を考えます。
あなたが100%今の会社で定年まで働き続けることを確信しているのであればキャリア設計の必要性は高くないですが、将来的に1%以上転職する可能性があるなら、キャリア設計の重要度は高く、早めにやるべきと言う判断ができます。

この時点で「そもそもうやる必要がない」「"今"やる必要がない」と判断することができれば、優先度は低くなります。
次に、いつまでにやる必要があるか(期限)考えます。
具体的な日付で決めることはできませんが、「早めにやった方がいい!」ということは理解できると思います。
このようなケースでは、一番近い休みの日・時間帯を納期に設定します。("一番近い"というのが肝です!)
例えば、「今日の仕事終わりにカフェに行って〇〇をやる」や「今週の休日を使って△△をやる」のようにあなたの予定で調整可能な1時間を見つけてすぐにやり始めるのがいいです。
直感的に期限を決められない場合は、一度やってみて「どれくらいの時間がかかるのか」時間を見積もる必要があります。
一番近い休みの日・時間帯で、試しに行動してみて、期限・納期を再調整します。
上記の2ステップを繰り返すことで、「優先順位を判断する能力」と「納期・期限を決定する能力」は格段に上がっていきます。
1日ですぐに身につけることは難しいと思いますが、継続的にやっていくことで、先延ばし癖・後回し癖は改善されていきます。
【まとめ】先延ばし癖・後回し癖を治すための手順
今回は、先延ばし癖・後回し癖がひどくて自己嫌悪になっている人向けに次の2つを解説しました。
- 先延ばし癖・後回し癖に対する考え方
- 先延ばし癖・後回し癖を改善するための方法・訓練法
「先延ばし・後回し = 悪」と捉えてしまうと、精神的にストレスがかかり、さらに先延ばしにしてしまうなど負のスパイラルに入る可能性が高いです。
まずは、『先延ばし・後回し = 悪ではない』と言うことを理解しましょう。
そして、今回ご紹介した先延ばし癖・後回し癖を治すために「優先順位を判断する能力」「納期・期限を決定する能力」を身につけられるようにしていきましょう。
「優先順位を判断する能力」「納期・期限を決定する能力」をつける訓練をしたい方は、次の3つの軸でも物事を見れるようにしましょう。
- いつまでに完了する必要があるのか
- 早めにやることでどのようなメリットがあるのか
- 遅らせることでどのようなデメリットがあるのか
もし「私は今から何をしたら良いか全く見当もつかない…」と言う人がいたら、キャリア設計をしてみることをおすすめします。
ご紹介しているロードマップに沿って行動をすることができれば、「優先順位を判断する能力」「納期・期限を決定する能力」を身に付ける訓練の一つになります。
ぜひ先延ばし・後回しにすることなく、今日の仕事終わりや今週末の1〜2時間を使ってやってみてください!
関連:【決定版】ベストなキャリアプランを20代で設計するためのロードマップ
最後になりますが、当記事に偶然出会ったあなたの人生・キャリアがより良いものになることを祈っています。
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