パワハラ 明日から行きたくないときに試してほしい5つの対処方法！自分を責めるのはNG

上司や先輩からパワハラのようなキツい言動を浴びていると「明日から仕事に行きたくないなぁ……」と思うのは無理もありません。

本記事では少しでも気持ちを和らげられるよう、パワハラで仕事に行くのが憂鬱な場合の5つの対処方法を中心にお伝えします。

「パワハラで明日から仕事に行きたくない」と思うのは普通のこと

せっかく楽しい休みの日を過ごしても、「明日からまたパワハラで嫌な思いをしなければいけないのか……」と思うことはよくありますよね。特に上司や先輩・同僚からパワハラを受けることが多かったり、仕事量が多く忙しかったりすればなおのこと。

多くの人があなたと同じように「仕事に行きたくない……」と感じながら日々を過ごしているようです。

どんなにやりがいを感じる仕事であったとしても、パワハラが原因で「仕事に行きたくない」と感じることは誰だってあります。そう思うことが悪いことでは決してありません。

また、一般的に仕事に行きたくないと思っている人は、パワハラも含め以下の要因で仕事に対し憂うつ感を抱いていることが多いようです。

上記のように、仕事に憂うつ感を抱く理由は人それぞれです。たとえそう感じたとしても自分を責めることなく「いま自分は仕事に行きたいくないんだ」と自分の感情に素直になりましょう。

パワハラで行きたくない仕事を続けるリスク

パワハラを受けて「仕事に行きたくない」と感じるのは当然と言えますが、その気持ちが何日も、何週間も続いているなら要注意です。

パワハラがある職場では、「自分が悪いのかもしれない」と思い込んでしまい、限界を迎えるまで我慢し続けてしまう人も多い傾向です。しかし、我慢して働き続けると、以下のようなリスクがあることを覚えておきましょう。

パワハラを我慢して無理を続けると、ストレスで仕事が楽しくなくなっていき、やがてうつ病や適応障害などのメンタル疾患を発症する可能性があります。メンタル疾患を発症した場合、数か月～数年の治療を必要とすることも珍しくありません。

また、肉体的にもストレスによる免疫力低下で、頭痛やめまい、胃痛などさまざまな症状が現れます。

しかし、一度体を壊してしまうと、闘病の辛さはもちろん、仕事を辞めざるを得ない状況に陥ることもあるでしょう。そうなると経済的な負担や将来への不安を感じ、体調を余計に悪化させる恐れがあります。

パワハラで毎日「仕事に行きたくない」と感じているなら、それはあなたの心と体が発している重要なSOSサインです。無理をする前に、自分を守る選択肢を取りましょう。

パワハラで明日から行きたくない人が取るべき行動2選

上司や先輩からのパワハラで精神的に追い詰められ、「明日から出社するのが怖い」「もう限界かもしれない」と思っているなら、それは決して甘えではありません。

そんなときに自分を守るためにできる、具体的な行動を紹介します。

社内外の相談窓口に匿名で相談する

「上司からの叱責が怖い」「職場で無視されている」といったパワハラに苦しんでいる場合、まずは一人で抱え込まずに誰かに相談することが大切です。

社内にコンプライアンス窓口や相談担当が設置されている場合は、匿名で相談できる仕組みがあるか確認してみましょう。

社内に相談できない場合は、社外の窓口として労働局の「総合労働相談コーナー」や、法テラスなどの公的機関も利用可能です。もしパワハラの証拠がなくても、相談に乗ってもらえることがほとんどです。

「明日から行きたくない」という思いは、心のSOSと言えます。相談して言葉にするだけでも状況を客観的に捉えられるきっかけにもなるので、ぜひ相談しましょう。

退職代行に相談して退職する

「もう無理」「明日から出社できそうにない」といった状態まで追い込まれているなら、退職を選ぶことも立派な自己防衛です。とはいえ、パワハラをする上司に退職を切り出すのは恐怖そのものですよね。

パワハラ上司や会社が原因で退職する場合は、以下のようなリスクがあります。

これらの被害に遭わないために検討したいのが、退職代行サービスの利用です。退職代行がおすすめな理由は、以下の通りです。

退職代行とは、依頼者に代わって職場に「退職の意思」を伝えてくれるサービスのこと。業者によっては即日対応も可能で、自分から上司に一切連絡せずに辞めることができます。

上記のように、退職に当たってのリスクをすべて解決してくれるので、精神的な負担を最小限に抑えられます。

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自分を守るための「応急処置」3つ

仕事に行きたくない思っている場合、上から順番に以下の対処方法を試してみてください。

仕事後のご褒美を決めておく

パワハラ体質の上司や会社からはすぐに離れるるべきですが、転職先が決まるまで頑張りたい場合やどうしても出社しなければいけない場合は、仕事に行った自分に対し、ご褒美を設定するのをおすすめします。

たとえば美味しいケーキを買って家に帰る、退勤後に喫茶店に行ってコーヒーを飲むなど、仕事に行った自分に対してご褒美を設定しましょう。

仕事は当たり前に行くべきものだという考えが一般的ですが、それでも行きたくない仕事に行ったのはすごいことです。そんな自分の頑張りを、ご褒美を楽しみながら感じてみましょう。

しかし、この対処方法は一過性のものであり、根本的な解決にはなりません。仕事に行く自分を労いながら、以下の対処方法も合わせて行いましょう。

一日休みを取る

もし休みを取れるのであれば一日だけでも休みを取り、リフレッシュすることをおすすめします。「仕事に行きたくない」と思っているのは、寝不足や疲れが重なっているかもしれません。

特にパワハラを受けながら仕事をしていると、神経が摩耗して肉体的にもいつもより疲れを感じやすくなります。

この日は仕事からは一旦離れ、とことん自分の体や心を休息させることに注力しましょう。仕事や将来の不安はひとまず横に置いて、今日は思いっきり自分を休ませてあげてください。

仕事のメールや電話がかかってきても、今日は一旦そのままにして、対応は明日以降に行った方がよりリフレッシュします。

もし可能なら、一泊で温泉旅行に行ったり、全身マッサージを受けるのもおすすめです。

産業医やカウンセラーに話を聞いてもらう

長期間にわたって仕事に行きたくないと思っている場合は、産業医やカウンセラーに相談するのも有効な対処方法です。

「産業医やカウンセラーに相談するなんて、まだまだ先で大丈夫」と思っている人は要注意。知らずのうちに自分で自分を追い込んでいて、急に心身の不調が現れる恐れがあります。中でもパワハラは「自分が悪いんだ」と思い込み、抱えてしまう人は非常に多いため、相談して客観的な意見をもらいましょう。

仮に産業医やカウンセラーに相談し、まだそこまで心配することはないということになっても、仕事のストレスを緩和させる具体的なポイントを教えてもらえるかもしれません。

いざという時に頼れる専門家をあらかじめ知っておくためにも、積極的に産業医やカウンセラーへ相談をしてみましょう。

パワハラで明日から行きたくない！長期的に考える3つの道

前述の応急処置を施しても、パワハラがすぐになくなるわけではありません。今後もストレスが蓄積していく可能性は高いため、以下のような長期的な解決策も模索しましょう。

それぞれどのような効果が見込めるか、詳しく解説していきます。

休職する

パワハラが原因で「明日から行けない」と思うほど心身に支障をきたしている場合は、休職を検討することも自分を守るための重要な選択肢です。休職は決して甘えではなく、体調を回復させるための正当な手段です。

休職するにはまず心療内科などを受信し、パワハラによる精神疾患の診断書をもらいましょう。精神疾患が労働災害に該当する場合は、労災申請も検討できます。労災が認定されると、給付基礎日額の6割と休業特別支給金の2割、併せて8割が支給されます。

その後は会社に休職願を提出し、パワハラによる影響であることを説明してください。この際、パワハラの記録や証拠が保存しておくと、交渉に役立ちます。

ただし、休職は「復職ありき」の制度であることを理解しておきましょう。十分な回復が見込めない場合、復職後も同じ環境に戻ることになるため、再発リスクも含めて慎重に判断する必要があります。

部署異動や働き方の変更で環境を改善する

「明日から行きたくない」と感じるほどのパワハラがあっても、会社そのものを辞めたくない場合は、部署異動や働き方の変更を申し出ましょう。

信頼できる人事担当者や相談窓口に、パワハラの状況を具体的に伝え、異動の希望を出すことで、環境が一変する可能性もあります。大きな会社では、異動するだけで対象者とほとんど会わずに済むようになるかもしれません。

また、フルタイム勤務がつらいなら、時短勤務やリモートワークへの切り替えを相談するのもひとつの方法です。実際、働き方を変えることで心身の負担が大幅に軽減され、仕事を続けられたというケースもあります。

転職して抜本的に環境を変える

色々方法を試しているけど、仕事に行きたくないという気持ちが変わらない場合、転職を検討するのも一つの方法です。どれだけ合っている仕事でも、パワハラがある会社では本来有する仕事への意欲や向上心は削がれやすくなります。

せっかく仕事を頑張ろうと思っているのに、我慢してパワハラの環境に居続けるメリットはありません。

そんな時は自分がもっとイキイキと輝き、楽しいと思える環境を探してみましょう。日本にある会社は400万を超えると言われているのに、今の会社に拘る必要はありませんよね。

最近では転職エージェントを活用し、会社に所属しながら水面下で転職活動を行う人も増えています。

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仕事に行きたくないなら転職エージェントに一度相談してみよう

仕事に行きたくない気持ちが変わらないなら、その仕事は自分に合っていない可能性があるので、転職エージェントに一度相談してみましょう。

以下では、仕事に行きたくないときに転職エージェントに相談するとどうなるのかについて、基本的なところから解説します。

転職エージェントを利用するメリット

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【年齢別】おすすめの転職エージェント

転職エージェントにはそれぞれ強みがあります。ここからは、完全無料のおすすめの転職エージェントを年齢別に紹介します。

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まとめ

パワハラによって「明日から仕事に行きたくない」と感じるのは、決して特別なことでも、甘えでもありません。心や体がからのSOSサインを見逃さず、自分を守るための行動をとることが何よりも大切です。

本記事で紹介したように、社内外の相談窓口の活用や退職代行の利用、部署異動・休職など、選べる道はいくつもあります。重要なのは、「我慢し続けるしかない」と思い込まないことです。

たとえ今の職場を離れることになっても、あなたには新しい環境でやり直す力があります。パワハラの被害を受け続ける必要はありません。小さな一歩でもいいので、安心できる場所を目指して動き出してみてください。