この記事にたどり着いたあなたも「仕事に行きたくない」と感じている若手の一人だと思います。
まず安心して欲しいのは、「仕事に行きたくない」と感じている新入社員・社会人1~3年目の若手は年々増加しているということです。
実際に厚生労働省の調査によると、3年以内に離職・転職する割合は32%となっているという結果も出ています。(1年以内は11.4%、2年以内は10.6%、3年以内は10.0%)
また、年々第二新卒の転職市場や求人数が増えていることからも、若手の転職傾向がかなり高まっていることがわかります。
今回は私の実体験に基づいた今回は仕事に行きたくない新入社員向けや社会人1~3年目の若手向けに、仕事に行きたくないと感じてしまう原因と解決するための行動例をご紹介します。
私自身も社会人2年目の頃に仕事に行きたくないと思う期間があり、新卒2年目の終わりに転職をしています。(1回目は盛大に失敗w)
当時どんなことを考えていたのか(マインド)、その解決方法(対策)をご紹介することで、誰かの役に立てれば幸いです。
将来のキャリアへの漠然とした不安から「仕事に行きたくない」という方は、一度「ポジウィルキャリア」への相談を強くオススメしています。
本記事の内容
【前提】新入社員向けや社会人1~3年目の若手が仕事に行きたくないと思う原因
新入社員向けや社会人1~3年目の若手の方が「仕事に行きたくない」と感じる原因は下記のいずれかに該当すると思います。
各原因とその対処法について解説していきます。
人それぞれで仕事に行きたくないと感じる原因が異なると思うので、あなたに当てはまる原因の部分だけ読んでみるようにしてください。

原因1:同僚や同じ部署での人間関係・ストレス
新入社員向けや社会人1~3年目のの若手が仕事に行きたくないと感じる原因1つ目は、『同僚や同じ部署での人間関係・ストレス』です。
職場での人間関係が最もストレスを抱える要因として挙げられることが多いです。
新入社員は、会社の都合で配属や上司を決められその意思決定の中で働くことになるので、一緒に働く人を選ぶことができません。
価値観が全く異なる10個以上歳の離れた人と良好な関係が求められるので、気疲れがハンパないです。
また学生時代と違って、仕事では結果を求められ上司や周りから評価を下されます。
同僚や上司から「仕事ができない奴というレッテルを貼られたらどうしよう...」と考えながら仕事をするのは精神面に大きな悪影響を与えます。
この原因に該当する方は、『無理に職場の人と仲良くしようとしないこと』をチェックしましょう!
原因2:上司との人間関係・ストレス
1つ目の職場の人間関係にも関連しますが、その中でも特に『上司との人間関係・ストレス』で仕事に行きたくないと感じている人が多いです。
新入社員は会社の都合で配属や上司を決められるので、完全に上司ガチャ状態になり、あなたの価値観と真逆の上司に当たる可能性も大いにあります。
上司ガチャに失敗した場合は最悪で、「毎日上司から詰められるために仕事に行く... 」といった人もいます。
また、尊敬できない上司の元で働く場合も仕事に行きたくなくなる原因の一つです。
「このまま働き続けてもこんな上司のようになるんだろうな...」と見えた時点で将来が不安になります。
この原因に該当する方は、『社外で相談できる人を作る・ロールモデルを探す』と『転職活動で他の会社も見て視野を広げる』をご覧ください。
原因3:慣れていない業務と作業量
新入社員向けや社会人1~3年目のの若手が仕事に行きたくないと感じる原因3つ目は、『慣れていない業務と作業量』です。
若手の時期は仕事の進め方やビジネススキルなど覚えることがたくさんあります。
「メールの書き方」「ファシリテーションスキル」「議事録の取り方」など仕事を進める上で大事なスキルを最初の数ヶ月〜1年以内に叩き込まれます。
また、仕事の進め方だけでなく、「取引先との飲み会での立ち振る舞い方」「お酒の注ぎ方」など(意味不明な)社会人スキルも教え込まれますw
学生時代は気兼ねなくやっていたことも、社会人ではミスしたら誰かに迷惑がかかるといったプレッシャーを受けながら行うことになるので、精神的なストレスが比べ物にならないです。要領良く仕事を進められるポテンシャルがある人はそれほど苦ではないかもしれませんが、そうではない人は覚えて完全にモノにできるまでの期間は地獄のような期間になると思います。

この原因に該当する方は、『スキルや実績を積むための自己投資をコツコツ行う』をご覧ください。
原因4:希望とは異なる部署・職種への配属
新入社員向けや社会人1~3年目のの若手が仕事に行きたくないと感じる原因4つ目は、『希望とは異なる部署・職種への配属』です。
日本の多くの企業はポテンシャル採用で新卒採用をおこなっています。
そのため、本人の希望ではなく人事が評価した基準によって配属部署が決められますし、基本的にNoと言えない環境になっています。
「〇〇な仕事をするためにこの会社に入社したが、配属された部署は全く別...」というのはあるあるです。
大企業だと配属されてから2〜3年はその部署で働くことになるので、希望とのギャップに落胆する人も少なくないでしょう。
数年という長い時間を希望しない仕事に費やすというストレスに拍車がかかり、仕事に行きたくないと感じてしまう人が多いです。
この原因に該当する方は、『部署移動の相談を上司 or 人事にしてみる』 と『職種別採用にチャレンジする』をご覧ください。
原因5:長時間の残業と上司からのパワハラ
新入社員向けや社会人1~3年目のの若手が仕事に行きたくないと感じる原因5つ目は、『長時間の残業とパワハラ』です。
学生の自由な環境から急に長時間仕事をしなければいけなくなったり、上司からの理不尽なパワハラを受ける厳しい環境に変化したら、当然辛いと感じて仕事が嫌になります。
パワハラを受けていて仕事に行きたくないと感じている場合は、あなたの力ではどうしようもできないので、働く環境を変えるしか方法はありません。
「パワハラを受けるのは仕事ができない自分の責任...」と考えている人もいるようですが、それは100%間違いです。
いじめと同じようにパワハラをして良い理由はありません。上司ガチャでクソ上司を引いてしまって運が悪かったと思って、すぐに転職活動を始めましょう。

【対策】新入社員向けや社会人1~3年目の若手が仕事に行きたくないと感じた場合の対処法6つ
新入社員向けや社会人1~3年目の若手の方が「仕事に行きたくない」と感じる原因について解説しました。
ご紹介した各原因に対する私が行った対処法を6つご紹介します。
仕事に行きたくない時の対処法
「仕事に行きたくない」と感じる原因を解決するためには、「自分の力でコントロールでいること」「自分の力でコントロールできないこと」の2種類があります。
一人で考え過ぎて潰れてしまう人は、自分の力ではコントロールできないものに集中してしまい、状況が変わらないで塞ぎ込んでしまうことが多いです。
まずは、自分の力でなんとかできる事・状況を変えられる部分から行動していくことが、仕事に行きたくない気持ちを変える第一歩です。
対処法1:無理に職場の人と仲良くしようとしない
新入社員向けや社会人1~3年目の若手が仕事に行きたくないと感じた場合の対処法1つ目は『無理に職場の人と仲良くしようとしない』です。

仲が良いに越したことはないですが、無理に仲良くしようと思う必要は一切ありません。
- 同僚と仲良くなれなかったらどうしよう...
- 上司や取引先に「仕事ができない奴」と思われたらどうしよう...
- 仕事が振られなくなったらどうしよう...
など、職場での人間関係に目を向け出したらきりが無いです。
しかも、他人からどう思われるかはあなたの力だけではコントロールできない要素が大きいです。
全員から良い印象・良い評価をもらうこと自体はほぼ不可能に近いので、職場での人間関係に対して必要以上の課題を感じる必要は全くないです。
職場での人間関係にストレスを感じている人は、無理に仲良くしようとはせずに、任された仕事で結果を出すことだけに集中しましょう。

対処法2:スキルや実績を積むための自己投資をコツコツ行う
新入社員向けや社会人1~3年目の若手が仕事に行きたくないと感じた場合の対処法2つ目は『スキルや実績を積むための自己投資をコツコツ行う』です。
向き不向きはありますが、仕事をうまく進めるためのスキルは訓練で身につくことが多いです。
特に「ロジカルシンキング」や「ファシリテーション力」など必須スキルと言われるビジネススキルは試行回数に応じて身につきます。(断言)
- 同期よりも早く出世したい!
- 大学の友人よりも給料を稼ぎたい!
- 成果を出せるできるビジネスマンになりたい!
という方は、終業後や休日の時間を使って、コツコツ自己投資をする時間を作りましょう。
正しい方向に、正しい努力をすることができれば、間違いなくスキルは身に付きます。
みんなが飲み会や休日を楽しんでいる時に勉強することは辛いかもしれませんが、少しの差で将来の結果が大きく変わります。
「どんな自己投資をしたらいいか分からない...」という方は、私が実際にやっていた・今後需要が高まるスキルなどをまとめた記事があるので参考にしてみてください。
関連記事:【実例あり】市場価値を高めるためにおすすめの自己投資はこれだ!【20代~30代前半向け】
対処法3:社外で相談できる人を作る・ロールモデルを探す
新入社員向けや社会人1~3年目の若手が仕事に行きたくないと感じた場合の対処法3つ目は『社外で相談できる人を作る・ロールモデルを探す』です。
今の会社での人間関係や制度、文化にストレスを感じている方は、社外の人から話を伺う機会を増やすことをおすすめします。
社会人になるとどうしても同じ会社の先輩や同期と話すだけの閉鎖的な環境に閉じこもってしまいます。
例えば、転職や求職した人がいない環境では、「転職・休職 = 異常な行動・普通じゃない行動」という固定観念が生み出されます。
そのような固定観念をほぐすために、社外の人と話す機会を増やすことがとても重要です。
「どの会社でも悩みやストレスは一緒」と思い込んでいても、視野を広げてみたら全く違ったというケースも多いです。
視野を広げることで「こんな会社もあるんだ!」「これが普通じゃないんだ」と気付かされることがあるので、過度なストレスや悩みを抱えずに済むこともあります。
対処法4:部署移動の相談を上司 or 人事にしてみる
新入社員向けや社会人1~3年目の若手が仕事に行きたくないと感じた場合の対処法4つ目は『部署移動の相談を上司 or 人事にしてみる』です。
仕事に行きたきない理由が業務内容である場合は、部署移動の相談をしてみることも有用な選択肢の一つです。
しかし、上司や人事に部署移動の希望を出したとしても、実現する企業はそれほど多くないのが現実です。
どうしても部署移動がしたい場合は、希望の部署のキーマンと人間関係を構築して、その人から希望部署に引っ張ってもらえるようにお願いするのが最も良い方法かと思います。

対処法5:転職活動で他の会社も見て視野を広げる
新入社員向けや社会人1~3年目の若手が仕事に行きたくないと感じた場合の対処法5つ目は『転職活動で他の会社も見て視野を広げる』です。
今の会社のままでは根本の問題を解決できないと感じた場合は、転職も視野に入れましょう。
転職未経験者や年次が若い方はよく勘違いしていますが、新卒1~3年目など若い年次で仕事を辞めたとしてもネガティブな印象を持たれることはありません。

私自身、新卒1年目の時から転職エージェントや転職サイトに登録して面接やキャリア相談など転職活動をコツコツ進めていました。
当時は転職をする気は全くなかったのですが、転職活動を通して
- 今の会社の普通は普通ではないこと
- 新卒1年目で転職活動をしても採用してくれる企業は結構あること
- 今後〇〇なスキルや実績を積めば、転職市場での市場価値が上がること
など、視野を広げたり、転職に関するノウハウを身につけることができました。
あの時に転職活動をコツコツやっていたおかげで、『今の会社でどんな成果や実績を残す必要があるのか』『転職活動を有利に進めるフロー』について把握することができ、いざ転職することを決めた時にスムーズに動けました。
本気で転職する気がなくても、転職サイトや転職エージェントに登録して話を聞くと視野を広げることができて、その後のキャリア設計に活きてくるので非常に有益です。
新卒1~3年目でスキル・実績に不安がある方はこちら「キャリトレ」「マイナビジョブ20's」が転職成功確率が高いです。
時間をかけずに転職活動を進めたい方や今の市場価値を把握したい方は「ビズリーチ」、将来のキャリア設計に不安がある方は「ポジウィルキャリア」
の無料相談がおすすめです。

関連記事:確実にキャリアアップして市場価値の高い人材になるための具体的なステップ【22~34歳】
対処法6:職種別採用にチャレンジする
新入社員向けや社会人1~3年目の若手が仕事に行きたくないと感じた場合の対処法6つ目は『職種別採用にチャレンジする』です。
日本の新卒採用は、総合職・ポテンシャル採用が主流ですが、ベンチャーを中心に職種別採用の流れが加速しています。
この流れは今後もさらに加速していくでしょう。
これは、「終身雇用・年功序列の制度が完全に崩壊していること」と「インターンで実績を積んだ優秀な学生が増えていること」が原因です。
イチから人材を育てるよりも、他社から優秀な人材を採用するか、実績のある学生のみを新卒採用した方がコスパが良いと多くの企業が気づいています。
職種別採用の良い点は、下記の4つです。
- 自分が選んだ職種を担当するので、配属ガチャが存在しない
- 職種に応じたキャリアパスがあるので、将来のキャリアを設計しやすい
- 社外の同じ職種の人とコミュニケーションが取りやすい
- 成果を出すとバイネームでリファラル採用につながりやすい
時代の流れに合わせて転職を成功させたいという方は、早いうちから極めたい職種を選んで、勉強を始める or 未経験転職を進めることをおすすめします。

余談ですが、IT業界で働いていて、急激に需要が伸びていると実感している職種は「マーケティング職」です。
最近は未経験からWebマーケターを育てるために採用を強化している企業も増えているので、将来のために手に職をつけたい方はかなり狙い目だと思います。
未経験からWebマーケターに確実に転職を成功させたい方は、「マケキャン」がオススメです。

【まとめ】新入社員で仕事に行きたくない人の原因と対処法まとめ
社会人1~3年目などの若手で仕事に行きたくないと感じている人に向けて原因と行動例をまとめました。
ここまで長々とまとめましたが、一番伝えたいことは「一人で抱え込んで頑張りすぎないこと」です。
仕事や人間関係で精神を壊してしまう人が年々増えています。
心が壊れると治すのに時間がかかったり、その後の人生にも大きく影響を与えてしまうので、あなたが安定した精神状態で働けることを最優先に考えましょう。
大学の友人や上司に相談できる環境があればまずオープンに相談してみましょう。
もし周りに相談する人がいなければ、転職エージェントやキャリア相談サービスの無料体験を使って相談してみるのも良いでしょう。

仕事は人生の暇つぶしのようなものです。
一人で抱え込まずに、頑張り過ぎずに、でも将来良いキャリアを気付ける可能性を広げるためにコツコツ頑張るという感じがちょうど良いと思います。
この記事を最後まで読んでいただいた方のキャリアや働き方が良いものになることを祈っています!
